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ミネトンカの歴史

ミネトンカの歴史

ミネトンカは75年近くもの長い間、お客様の幸せな思い出やファッションの象徴的な瞬間に立ち会えていることを誇りに思います。私たちの歴史の中で重要な節目をいくつかご紹介します。

ミネトンカは1946年にミネソタ州ミネアポリスで設立され、現在もその地に拠点を置いています。ミネトンカという社名は、近くにあるミネトンカ湖にちなんで付けられたものですが、後にダコタ・スー族の言葉で「偉大な水」を意味することを知りました。

ミネトンカは、地域のギフトショップ向けにお土産や雑貨を作る小さなビジネスから始まりました。アメリカ探検に出かける家族が増えるにつれ、ネイティブアメリカンの伝統的なモカシンに影響を受けたハンドメイドのフットウェアは、瞬く間に一番の大人気商品となりました。

ミネトンカがスタートして間もなく、ポーランドから渡米したフィリップ・W・ミラーが目をつけました。ミネアポリスで食料品店を営んでいたフィリップは、その店を売却し、ミネトンカのパートナーになりました。彼は1986年に亡くなるまで、ミネトンカで働き続けました。

1953年 フィリップの息子で後にミネトンカCEOとなる、マーシャル・ミラーがミネトンカに入社しました。マーシャルのビジネスセンスと経営手腕によって、ミネトンカはどんどん成長していきました。

ミネトンカがサンダーバードソフトソールを発表してから9年が経ちました。私たちは当初、サンダーバードというシンボルの美しさのみに目を取られていましたが、後になって、ネイティブアメリカンの神話におけるサンダーバードの「本当の意味」を知ることになりました。3枚の尾羽は過去、現在、未来を表しており、守護神、雨乞い、正義の執行者など、とても重要な意味をもって尊敬されています。(出典:An Overview of Pacific Northwest Native Indian Art, Clint Leung, 2006)。ミネトンカのサンダーバードモカシンは世代を超えて現在も愛され続けており、まさにタイムレスなスタイルです。

1960年代 ミネトンカは、土の色と質感に惹かれたヒッピーたちの間で新たな支持を得ました。ヒッピーたちは、個性を発揮し主張的なスタイルを選ぶことで、アメリカのアイデンティティを再定義したのです。1967年のサマー・オブ・ラブの時期に発売したクラシックフリンジブーツと、1968年に発売したフロントレースニーハイブーツは、どちらも愛される人気商品となり、現在でも取り扱われています。

1968年には、ソフトソール版とハードソール版の2種類のツーボタンブーツを発表し、時代を超えて愛され続けています。フリンジのタッチと、ネイティブアメリカンの伝統的なデザインに影響を受けたコンチョボタンが特徴です(出典:Alltribes Indian Art)。楽しい事実:最初の発売から50年以上経った2019年、Two-Button Bootはクエンティン・タランティーノ監督の映画『Once Upon a Time... in Hollywood』で、俳優ブラッド・ピットの足元に大きく登場しました。

マーシャルの息子であり現在のCEOであるデイヴィッド・ミラーは、1979年にファミリービジネスに参加しました。ビジネス界で育ったデイヴィッドは即戦力となりました。ミネトンカの商品流通を拡大し、6つの大陸にまたがる世界的なブランドへと成長させました。それから40年、デイヴィッドは今日も会社の舵取りを続けています。

1980年 プレッピースタイルとウエスタンスタイルという全く異なる2つのスタイルがファッションの主流になりました。ミネトンカのモカシンは、クラシックなアメリカンスタイルを好むプレッピースター、ウエスタンウェアを好む人々の両方で大流行しました。

アメリカの車社会に目を付け、1986年に最初のドライビングモカシンを発表しました。しなやかなレザーの軽量さ、柔軟性と、ラバーソールの高いグリップ性。このドライビングモカシンは、オンロードでもオフロードでも、街行く男女に欠かせないアクセサリーであることが証明されました。

1987年には、スリッパ(ボアモカシン)や室内履きビジネスが成長しました。ミネトンカ初のシープスキンスリッパを発表し、自宅での快適性を提供できるようになりました。超ソフトなふわふわライナーが支持され、シープスキンハードソールスリッパは今でもたくさんのお客様に愛されています。

ミネトンカのモカシンは当初、長さをばらしたまっすぐなカットのフリンジデザインを採用していました。しかし1996年、キルティハードソールという完璧な見た目のモカシンが登場しました。手結びのリボンの下に、斜めのカットのフリンジを覗かせるデザインです。柔軟なラバーソールが快適な履き心地とマッサージ効果をもたらし、キルティは現在もベストセラーとなっています。ハードソールのオリジナルに加え、ソフトソール、ボートソール、キルティプラス、ドライビングモック、ペブルソールが加わり、キルティコレクションはさらに充実しました。

ミネトンカのイージーで快適なスタイルを落とし込んだサンダルシリーズが誕生しました。ミネトンカらしい芸術的でふかふかの履きやすいサンダルが毎年夏のバケーションを楽しむ人々の足元を彩るようになりました。

音楽フェスティバルは常にファッションと共にありましたが、2000年代半ば「フェスティバル・ファッション」がついにはっきり確立されました。スーパーモデルや女優、その他の著名なインフルエンサーたちが、ボヘミアンシックという新しいヴィジョンを生み出しました。2005年、ミネトンカはスリーレイヤーフリンジブーツを発表しました。フリンジコレクションに新たに加わった楽しいブーツで、音楽に合わせて揺れ動くのにぴったりなアイテムです。

2008年、ニナ・ガルシア(『エル』誌編集長、『プロジェクト・ランウェイ』審査員、ファッション界の第一人者)は、『The One Hundred』という新しい本を発表しました。おしゃれな女性が必ず持っているアイテムを紹介しているガイドブックです。赤い口紅やアビエーターサングラスといった定番のマストアイテムと並んで、ミネトンカが選ばれたのは嬉しい限りです。

その履き心地の良さから、ミネトンカのスリッパを外でも履いてくださるお客さまがいらっしゃることは前から知っていました。2009年には、キャリースリッパを発表し、スリッパ(ボアモカシン)のラインアップを充実させました。カラーやプリントのバリエーションが豊富で、クラシックなモカシンの形状にふわふわのフェイクファーを使用した、まさにパーフェクトなスリッパです。お揃いの女の子用スリッパ、キャシーと一緒に履けば、かわいさ満点の親子コーデもできます。

2010年 デイヴィッドの娘であるジョリ・ミラー・シェラーが、製品開発、マーケティング、販売、Eコマースに専念するため入社しました。父と祖父とともにミネトンカの次の章をリードしていきます。

2013年、クリエイティブなブランドやデザイナーとのコラボレーションをスタートしました。レベッカ・ミンコフ、オープニングセレモニー、マザーなどのトレンドセッターと共同デザインしたコレクションを発表し、小林漠子、ケニアのマサイ族など、ビーズ細工の職人とも提携しています。さらに、ハローキティの40周年を祝うために、特別仕様のモカシンも用意しました。

創業者フィリップ・W・ミラーへのオマージュとして、2016年、1足ずつオーダーメイドで作る贅沢なドライバーの新ライン「P.W. Driving Mocs and Loafers」を発表しました。世界的に有名なホーウィン社のしなやかなレザーを使用し、絶妙な履き心地と驚くべき耐久性を実現するために手作業で作られています。※ミネトンカジャパンではオーダーをお受けしておりません。ご了承ください。

マーシャルの孫であるデイビス・ライオンズは、2017年にミネトンカに入社し、生産、調達、サプライチェーンマネジメントに専念しています。責任あるものづくりへの情熱を持つデイビスは、私たちのチームで重要な役割を担っています。

私たちはすでに、快適なフットウェアを作ることで知られていましたが、さらに上を目指すことにしました。この年、3層のクッションを備えたキルティプラス、超快適なEVA製サンダルのシルバーソーンプリズム、羽のように軽いスニーカーのウィンディとワイルダーを発表しました。快適であればあるほど良いのだから、やりすぎということはありません。

2020年、ネイティブアメリカンの文化とデザインを歴史的に流用してきたことを認め、謝罪するという、重要で長い間できずにいた一歩をついに踏み出しました。ミネトンカの製品は当初のラインナップからはるかに進化していますが、モカシンは今でもブランドの中核を担っており、多くの人に認知されています。ですから私たちの製品にはネイティブ文化の影響があることをきちんと認識し、ネイティブ・コミュニティへのサポートを拡大しながら、ビジネスを進めていくという大きな責任があります。ネイティブ・コミュニティへの支援についてのコミットメントは、こちらをご覧ください。

創業から75年、ミネトンカは4代にわたる家族経営企業として、誇りを持ち続けています。90歳を超えたマーシャルをはじめ、ミラー家の3世代が今も現役で仕事に取り組んでいます。私たちは、古今東西のお客様のご愛顧に感謝し、また謙虚な気持ちでありながら、高い品質とハンドクラフトマンシップを維持することに全力を尽くします。私たちの大きな目標は、次の世代にさらなる喜びを提供できるように、その良さを維持し続けることです。

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